スポーツに関わる仕事の中でも、チームや選手の魅力を世の中に伝える役割を担うのが「スポーツ広報」です。
SNS、Webサイト、取材対応、プレスリリース、試合日の情報発信など、仕事の幅は広く、プロスポーツクラブやスポーツ企業にとって欠かせない存在です。
一方で、
「広報になるにはどんな資格が必要?」
「スポーツ経験がなくても目指せる?」
「未経験からクラブ広報になれる?」
と気になる人も多いでしょう。
この記事では、スポーツ広報の仕事内容、必要なスキル、目指し方、向いている人、転職方法まで分かりやすく解説します。
スポーツ広報とは?
スポーツ広報とは、チームや選手、企業、競技そのものの魅力や情報を、ファンやメディア、地域、スポンサーなどへ届ける仕事です。
たとえばプロスポーツクラブでは、
- 試合情報
- 選手情報
- イベント情報
- チームの活動
- 地域貢献活動
- 新加入選手の発表
- スポンサー情報
などを発信します。
単に「SNSを更新する人」ではありません。
チームや組織がどう見られるかを考えながら、必要な相手に必要な情報を届ける仕事です。
スポーツ広報の主な仕事内容
SNS運用
X、Instagram、TikTok、YouTubeなどを使って、チームや選手の情報を発信します。
投稿内容を考えるだけでなく、
- 写真選定
- 動画編集
- 投稿文作成
- 投稿スケジュール管理
- コメントや反応の分析
なども行います。
Webサイトの更新
クラブ公式サイトや企業サイトで、
- 試合結果
- 選手情報
- ニュース
- イベント情報
- チケット情報
などを掲載します。
正確さとスピードの両方が求められます。
プレスリリース作成
メディアに向けて、重要な情報を文章としてまとめます。
たとえば、
- 新加入選手
- 契約更新
- 新スポンサー
- イベント開催
- 新商品
などです。
メディア対応
テレビ、新聞、Webメディアなどからの取材依頼に対応します。
取材日程の調整や、選手・スタッフとの連絡も行います。
取材・撮影
選手やスタッフへインタビューし、記事や動画コンテンツを作るケースもあります。
試合日の情報発信
試合日は特に忙しくなります。
試合前、試合中、試合後で、
- メンバー発表
- 得点情報
- 写真
- 試合結果
- 選手コメント
などを発信します。
スポーツ広報はどこで働く?
スポーツ広報の主な勤務先には、次のようなものがあります。
プロスポーツクラブ
Jリーグ、Bリーグ、プロ野球などのクラブ・チームで働きます。
スポーツメーカー
自社ブランドや商品のPRを担当します。
スポーツイベント会社
大会やイベントの広報を担当する場合があります。
競技団体
各競技の協会や連盟などで情報発信を担当します。
スポーツ施設
スタジアム、アリーナ、スポーツ施設などで広報業務を担当するケースもあります。
PR会社・広告代理店
スポーツ企業やチームの広報活動を外部から支援する仕事もあります。
スポーツ広報の1日の仕事
勤務先や試合の有無によって大きく異なりますが、平日の一例は次のようになります。
9:00 出勤・メール確認
メディアや社内からの連絡を確認します。
10:00 SNS投稿の準備
写真や文章を整理し、投稿内容を作成します。
11:00 Webサイト更新
ニュースやイベント情報を掲載します。
12:00 休憩
13:00 選手インタビュー・撮影
公式サイトやSNS用のコンテンツを作ります。
15:00 プレスリリース作成
発表内容をまとめ、関係者へ確認します。
17:00 SNS分析・翌日の企画
投稿結果を確認し、次の発信内容を考えます。
18:00 退勤
試合日や大きな発表がある日は、勤務時間が大きく変わる場合があります。
スポーツ広報の年収・給料は?
スポーツ広報の給与は、勤務先や雇用形態によって異なります。
特に、
- プロスポーツクラブ
- スポーツメーカー
- 広告代理店
- PR会社
では、給与体系がかなり異なります。
また、
- 広報経験
- SNS運用経験
- ライティング
- 動画制作
- マーケティング経験
- マネジメント経験
などによっても待遇は変わります。
スポーツ業界だから一律に給与が決まっているわけではなく、一般企業での広報経験やマーケティング経験が評価されるケースもあります。
そのため、転職を考える場合は「スポーツ広報」という職種名だけでなく、各求人の仕事内容や条件を確認することが重要です。
スポーツ広報になるために資格は必要?
基本的に、スポーツ広報になるための必須資格はありません。
そのため、資格よりも実務スキルが重要です。
特に役立ちやすいのは、
- 文章を書く力
- SNS運用
- 写真撮影
- 動画編集
- Webサイト運用
- PR
- マーケティング
- デザイン
- メディア対応
などです。
資格を取ることより、
実際に情報発信をした経験を作ること
の方が重要になるケースも多いです。
たとえば、
- 自分でスポーツメディアを運営する
- SNSアカウントを運用する
- 大学スポーツの広報を手伝う
- 地域チームのSNSを担当する
- Web記事を書く
なども経験になります。
未経験からスポーツ広報になれる?
未経験からでも目指すことは可能です。
ただし、スポーツ業界未経験と、広報業務未経験では意味が違います。
パターンA 広報経験あり・スポーツ業界未経験
一般企業で広報やSNS運用をしていた人が、スポーツクラブへ転職するケースです。
これは比較的キャリアをつなげやすいルートです。
パターンB スポーツ業界経験あり・広報未経験
スポーツスクールやチーム運営などの経験を活かして、広報へ異動・転職するケースです。
パターンC 完全未経験
学生や異業種の社会人が、
SNS運用
↓
記事制作
↓
動画制作
↓
インターン・アルバイト
↓
スポーツ業界へ転職
と経験を積む方法があります。
完全未経験の場合は、まず広報として使えるスキルを証明できる実績を作ることが大切です。
スポーツ広報になるまでの5ステップ
スポーツ広報の仕事を知る
SNS運用、取材対応、Webサイト更新、プレスリリース作成など、スポーツ広報がどのような仕事をしているのかを理解します。
発信に必要なスキルを身につける
文章作成、SNS運用、写真・動画、Web更新など、情報を分かりやすく伝えるためのスキルを身につけます。
発信実績をつくる
SNSアカウントの運用、ブログ、学校や会社での広報活動などを通して、自分で情報発信した実績をつくります。
スポーツ業界との接点を増やす
スポーツクラブのインターン、イベント運営、ボランティア、業界セミナーなどを活用し、現場への理解を深めます。
クラブやスポーツ企業の広報求人に応募する
プロスポーツクラブ、スポーツメーカー、競技団体、スポーツ関連企業などの広報・PR・SNS担当求人を探して応募します。
STEP1 スポーツ広報の仕事を理解する
まずはSNSだけでなく、メディア対応やWeb更新、取材なども含まれることを理解します。
STEP2 情報発信スキルを身につける
文章、SNS、写真、動画など、広報で使うスキルを学びます。
STEP3 発信実績を作る
自分のSNS、ブログ、地域クラブなどで実際に発信してみます。
STEP4 スポーツ業界との接点を作る
インターン、アルバイト、イベント運営などで現場経験を積みます。
STEP5 クラブ・企業へ応募する
スポーツクラブ、メーカー、イベント会社などの広報求人へ応募します。
スポーツ広報に向いている人
次のような人はスポーツ広報に向いています。
- スポーツが好き
- 人に魅力を伝えるのが好き
- 文章を書くことが苦にならない
- SNSが好き
- 写真や動画に興味がある
- 新しい情報に敏感
- 人とコミュニケーションを取るのが好き
- 細かい確認作業ができる
- 急な変更にも対応できる
特に重要なのは、
「自分が発信したいこと」ではなく、「相手に何をどう伝えるべきか」を考えられること
です。
こんな人は一度考えてみよう
一方で、次のような場合は仕事内容をよく確認した方がいいでしょう。
- SNS投稿だけをしたいと思っている
- 細かな確認作業が苦手
- 急なスケジュール変更が苦手
- 土日勤務が難しい
- 人との調整業務を避けたい
- 発信結果を分析することに興味がない
スポーツ広報は華やかに見える仕事ですが、実際には調整や確認、裏方作業も多い仕事です。
スポーツ広報を学べる学校・スクール
スポーツ広報だけを専門に学ぶ必要はありません。
役立ちやすい分野として、
- スポーツビジネス
- 広報・PR
- マーケティング
- Web
- SNS
- 動画制作
- デザイン
などがあります。
大学や専門学校だけでなく、社会人向けのマーケティングスクールや動画スクールなども選択肢になります。
SCHOOL
スポーツビジネス・広報を学べる学校を探す
スポーツビジネス、広報、マーケティング、SNSなどを学べる学校やスクールを、 学費・期間・就職支援などから比較してみましょう。
学校・スクールを比較する →スポーツ広報の求人・転職サービス
スポーツ広報の求人は、
- プロスポーツクラブ
- スポーツメーカー
- スポーツイベント会社
- スポーツメディア
- PR会社
などで募集されます。
求人によって、
- 広報経験必須
- SNS経験歓迎
- スポーツ業界未経験OK
- Photoshop等のスキル歓迎
- 動画制作経験歓迎
など条件が異なります。
スポーツ業界に特化した転職サービスを利用すると、一般の求人サイトでは見つけにくい求人に出会える場合があります。
CAREER SERVICE
スポーツ業界の広報職へ転職したい方へ
スポーツ業界特化型の転職エージェントや求人サイトを、 求人の特徴・対象者・サポート内容から比較できます。
転職サービスを比較する →実際にスポーツ広報として働く人に聞く
今後スポシゴでは、実際にスポーツクラブやスポーツ企業で広報として働く人にインタビューします。
たとえば、
- なぜスポーツ広報を目指したのか
- どんな経歴だったのか
- どうやって今の会社に入ったのか
- 1日の仕事内容
- SNS投稿はどう考えているのか
- 大変なこと
- やりがい
- 学生時代にやっておくべきこと
などを聞いていきます。
YouTube開始後は、ここにインタビュー動画を掲載します。
よくある質問
スポーツ経験が必須とは限りません。 広報、SNS運用、マーケティング、文章作成などの経験が評価される場合があります。
基本的に必須資格はありません。 資格よりも、文章力、SNS運用、Web更新、写真・動画などの実務スキルが重要です。
新卒採用でクラブやスポーツ企業へ入り、広報を担当するケースがあります。 学生時代にSNS運用や取材、記事制作などの経験をつくっておくと役立ちます。
可能です。 一般企業での広報、PR、マーケティング、SNS運用、営業などの経験を活かせる場合があります。
クラブの採用情報を確認するほか、スポーツ業界に強い求人サイトや転職エージェントを利用する方法があります。 広報・SNS・Web・動画などの実績があるとアピールしやすくなります。
スポーツ広報と関連する仕事
まとめ|スポーツ広報になるには「発信できる力」を身につけよう
スポーツ広報は、チームや選手の魅力をファンやメディア、地域、企業へ伝える仕事です。
仕事内容はSNSだけではなく、
- Webサイト運営
- 取材
- プレスリリース
- メディア対応
- 撮影
- 情報発信
など幅広くあります。
必須資格がある仕事ではないため、目指すなら、
「私はこれだけ情報発信ができます」
と示せる経験を作ることが重要です。
一般企業で広報やマーケティングを経験してからスポーツ業界へ転職する道もあります。
スポーツを、仕事にする。
スポシゴでは今後、実際のスポーツ広報担当者へのインタビューも掲載していきます。
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